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 今日も、耕平と美姫は一つ蒲団の中で抱き合っている。耕平の部屋で初めて結ばれて以来、二人は毎日、こうして体を交わしていた。
「あっ!」
 耕平に乳首を吸われて、美姫は切なげに声を上げた。そして耕平の頭を思い切り抱き締めて、キスの雨を降らせるのだった。
「好きだよ、美姫」
「あたしも。耕平のこと、大好き」
「俺、美姫のこと、絶対に離さないから」
「あたしも。耕平のこと、絶対離さない」
 耕平は頭を上げて、美姫を見た。美姫もまた、耕平のことを見詰めていた。
 何度見詰めても、耕平は美姫の美しさに慣れることができない。この至近距離でじっと見詰められていると、耕平の心臓が早鐘のように鳴る。胸の辺りが苦しくなってきて、どうしたらいいのか分からなくなってくる。
「美姫!」
「あっ!」
 耕平に力強く抱き締められて、美姫は小さくうめいた。耕平の首筋に唇を当て、ちゅぱちゅぱと音を立てて吸う。耕平は、擽ったそうに身震いした。
 耕平も負けずに美姫の首筋を吸う。美姫の体から力が抜けて、はあっと切ない、吐息を吐いた。
 耕平は美姫を反対向きにさせる。美姫の背中に、自分の胸を押し付ける。耕平と抱き合うことのできない体勢を取らされ、美姫の顔に不安げな色が浮かぶ。必死で体を捩り、耕平の方に体を向けようとする。
 その美姫の両胸を、耕平が掴む。うっと呻いて美姫は体を丸める。胸を揉む耕平の手を撫でながら、美姫は小鳩のように身を震わせた。
 はあっ、はあっ、と、息が荒くなってくる。柔らかな肌にうっすらと汗が滲み出す。振り返る美姫の瞳の奥に、妖しい、淫らな光が宿り始めていた。
 ぞくっとする。天使のように純粋な美姫の美しさも魅力的だが、欲情して淫婦の顔になった美姫の美しさの物凄さ。耕平の股間のものは屹立し、はち切れそうになる。
「み、美姫!」
「ああんっ!」
 耕平の指が美姫の股間に突き刺さる。そこは既に熱く燃えたぎり、ぐっしよりと濡れそぼっていた。
 そこを、耕平の指が掻き回す。堪らず、美姫の口から喘ぎが洩れ始める。耕平の指の動きに合わせるように、美姫の腰が踊り始める。
「美姫! 美姫!」
 意味も無く、耕平は美姫の名前を連呼する。今の自分がどれほど美姫のことを愛しているか、それを表現するには抱き締めるだけでは、愛撫するだけではとても足りないのだ。
「美姫! 美姫! ああ、美姫!」
「嬉しい、耕平」
「う、嬉しいのか? いいのか? 感じるのか、美姫?」
「感じる。すごく感じる」
 そしてうっとりと目を閉じたまま、美姫の体がぐぐっと反り返る。美姫の眉間に深い縦皺が寄る。
「もう、きて。耕平、きて」
「お、おう! いくぞ、美姫! 待ってろ、待ってろ、美姫!」
 慌てて指を抜くと、耕平はそそり立った男を美姫の入り口に当てる。そして、ぐうっと腰を突き出す。ああっ、と声を上げて、美姫の体が痙攣する。
「あっ、締まる!」
 何度経験しても慣れないことだが、美姫のあそこは耕平が入っていったとたんに、ぐぐうっと耕平を締め付けてくる。まるで、刺し貫かれたとたんにアクメに達してしまったような、強い締め付けだった。そしてその締め付けは、インサートの間中続くのだ。
 今にも発射してしまいそうな心地よさに耐えながら、耕平の腰が動き始める。耕平の腰の動きに合わせて、美姫の口から喘ぎが洩れる。それは控え目な、いかにも恥ずかしそうな小さな声だった。
 美姫の両手は耕平の両腕をしっかり掴んで離さない。頭を耕平の顎のくぼみに宛って、それを情感に委せてくねくねと擦り付けてくる。
「く、くう、美姫、もういくぞ」
「きて。早く」
「ううおうっ!」
 耕平の腰の動きがぎしぎしと速く、大きくなっていく。堪らず、美姫の頭が後ろに反る。
「あああっ! こ、耕平!」
「美姫! 美姫!」
「耕平、一緒に、ねえ、一緒に」
「一緒だ! 美姫! 一緒にいくんだ!」
「は、早く! 耕平、は、早くぅ!」
「いくぞ、美姫! 美姫!」
「ああ、駄目っ、耕平、早く、早くぅっ」
 ああっと一声高く叫んで、美姫の体がぐうっと硬くなった。美姫の中の耕平が、締め付けられる。その瞬間、耕平もああっと叫んだ。
「いくぞ、美姫! いくぞ!」
 だが、美姫は答えない。恍惚とした表情の中で、夢心地の中に居るようだった。
 耕平は、一物を引き抜く。美姫のお腹の上に、耕平のスペルマがまき散らされる。まるで火傷でもしたかのように、一瞬美姫の体が揺れる。そしてうっすらと目を開けて耕平の体を抱き寄せようとする。
 そして二人は、熱い口付けを交わすのだった。
「よかった。耕平、すごくよかった」
「俺もだよ、美姫。すごくよかったよ」
 そして二人は強く抱き合うのだった。
 しっかりと抱き合っていると、耕平はまた美姫が欲しくなってくる。どれだけ求めても、耕平の劣情は留まることが無かった。
「美姫、俺、おかしいかな?」
「どうして?」
 荒い息を弾ませながら、美姫が耕平を見詰める。耕平の胸が、また苦しくなってくる。
「俺、美姫のことしか考えられなくなってる。他のこと何も、考えられなくなってる」
「あたしも」
 そして美姫は、いかにも愛しそうに耕平を抱き締める。
「あたしも耕平のことしか、考えられない」
「美姫」
 応えるように耕平もまた、美姫を抱き締める。耕平の股間はもう硬さを取り戻してきている。二人の第2ラウンドが始まろうとしていた。

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