「ああっ! ああっ!」
高手小手に縛られたキューティ水野が、ベッドの上で感極まった声を上げ続けている。水野の右乳には後ろ手に括られたままの恭子の唇が、左乳には耕平の唇が張り付いて、両方の乳首をちゅぱちゅぱと舐め続けている。
そして股間には、道田が頭を突っ込んでいる。両脚を割り裂いて、クリトリスや膣の入り口、蟻の戸渡りなどを舌で責め立てている。
水野の両脚はまだ自由なのだが、既に力が抜けて思うように動かせないようだ。ただ、足先だけが、バレリーナのようにぴんと一直線に伸びて、脚の付け根から湧き上がってくる官能の激しさに必死に耐えている。
「どう、水野さん? 縛られてやられるのも、気持ちいいでしょ?」
水野の頭が、いやいやと動く。恭子の言葉に反論しているのか、単に感じ過ぎるという表現なのか、もしかすると水野本人にも分かっていないかもしれない。
「ほら、こうやってお乳の先を噛まれると」
「ああああああっ!」
水野の頭が大きく反り返る。乳首を甘噛みされた刺激が、背骨を突き抜けていったらしい。
「気持ちいいでしょ」
「ああっ」
水野の頭が、向こうを向く。感じている自分を見られるのが恥ずかしいという風情である。
耕平も、負けていない。水野の乳首を指先で強く抓り、抓りながら上に引っ張り上げる。あああっ、と声を上げて、水野の背中が再び反る。
「ほら、水野さん、こうやられると、お乳の先が痛いよね」
水野の頭が、こくこくと縦に揺れる。
「痛いなら、僕の手、払い除けてもいいんだよ。ほら、やってごらん」
さも哀しそうな表情で、水野の目が耕平に向けられる。できないことを知ってる癖に、と、その目が語っている。
次の瞬間、水野の体が一段と大きく撥ねて、そしてがたがたと震え始めた。どうやら道田が、水野の股間に何かしているらしい。
「ああああ、いく、いっちゃうううっ!」
だが、いく瞬間に、道田は愛撫の手を止めてしまったらしい。水野がぐぐっと腰を突き出して、いや、と小声で呟いたのは、おそらく止めてはいやという意味だろう。
それからも、水野の体は何度か絶頂近くまで押し上げられ、そしてお預けを食っているらしい。水野の反応が次第にいやらしくなってくる。剥き出しの牝の動きになってくる。水野はもう、いかせてもらいたくて仕方が無いのだ。
「水野さん、蝋燭、垂らすよ」
さっきまで恍惚としていた水野の表情が、引き攣る。
「駄目。駄目駄目、そんなの、無理です」
「無理かどうか、やってみないと分からないじゃないか」
耕平は立ち上がって、赤い低温蝋燭に火を点ける。恭子はゴロンと体を転がして、水野の右乳を空ける。水野は、泣きそうな顔で、耕平の手の中にある蝋燭を見詰めている。
「やめて、耕平さん、やめて、やめてぇ!」
水野の哀願を無視して、耕平は蝋涙を垂らす。たちまち、水野さんの体の上に、赤い斑点が散る。水野さんの体が、ぶるぶるっと震えた。
「あ、熱いぃ!」
だが、耕平が蝋を垂らすのに合わせて、道田の愛撫が激しくなっていた。熱さの震えは、たちまち快感の震えになり、水野は一段と声を高くする。
「い、いいいいっ! い、いきそう!」
耕平と道田が、目だけで会話を交わす。今日の一応の目的は、水野に蝋燭プレイの味を覚えさせることだった。その意味では、この時点で二人の目的は達成されたと言っていい。
「じゃあ、水野さん、いかせてあげようかな」
道田は、右手の人差し指と中指を組ませて、それを耕平に見せる。これを、水野さんのあそこにぶち込むぞというサインだ。耕平は、頭を縦に振る。
そして、道田の指が水野の股間に宛がわれる。指が差し込まれた瞬間、水野は一段と大きな声を出し、そして体を震わせた。
「水野さん、気持ちいい? ここが、気持ちいいの? ここをこうされると、すごくいい? こことこっちと、どちらが感じる?」
道田の指が、水野の膣内を好き勝手に蹂躙していく。水野はもう、すっかり正気を失っている。けもののような声を上げ、身を捻り、のたうち回らせ、足を宙に藻掻かせる。
その間も、耕平は蝋燭を垂らし続けている。水野はもう、熱いとは言わない。時には、蝋が滴った瞬間、いい、気持ちいいと叫ぶことさえある。道田の巧みな愛撫によって、水野は蝋燭の熱さまで、快感に感じてしまうようになっていた。
「ああっ! いくっ! いくいくいくいくぅ!」
水野の悶え方が一段と激しくなり、そしてついに、水野の股間から愛液が漏れ出した。一度噴き出してきたそれは、たちまち激しい水しぶきとなり、布団の上にぱっと散った。
水野さんの全身から力が抜け、息だけがはあはあと荒く続く。耕平も、いったん、蝋燭責めを中断する。
水野さんの股間から引き抜かれた、道田の指から湯気が立っている。その指には、白濁した水野さんの愛液が、ねっとりと纏わり付いていた。
「さあ、それじゃあ、最後の仕上げといこうかな」
ペニスにコンドームを装着しながら、道田がそう宣言する。まだ朦朧とした表情を浮かべたまま、水野はいやいやをする。
「お願い、少し休ませて」
「駄目だね」
「お願い、本当に、まだ駄目」
構わず、道田は水野の股間にペニスを突っ込む。あまりの快感の深さに、水野の体がぶるぶるっと震える。
そして、道田が腰を使い始める。水野は再び、狂ったように声を上げ、けもののように腰を振り始める。
水野を追い詰めるように、道田が命令する。
「蝋燭を下さいって、言ってごらん」
「あああっ! あああっ! あ、あはあっ!」
「蝋燭を下さいって。言うんだよ、水野さん」
「ああっ! ああっ! ああっ!」
「言うんだよ、水野さん。蝋燭を下さい。言ってごらん、水野さん、蝋燭を下さいって!」
「ろ、蝋燭を」
「蝋燭を、どうするの? 言ってごらん、水野さん、言って!」
「蝋燭を、下さい」
すかさず耕平が、言葉を足す。
「ご主人様、すけべな私の淫らな体に、蝋燭を下さい。そう言うんだ」
「ご、ご主人様」
「すけべな私の」
「す、すけべな私の、ああああっ! 駄目っ!」
「淫らな体に」
「淫らな、淫らな体に」
「蝋燭を下さい」
「蝋燭を、下さい。あああっ! いや、いやぁっ!」
言い終わったと同時に、水野の体の上に大量の蝋涙が降り注いできた。道田の腰の動きも、一段と暴力的に変化する。
「ああああっ! だ、駄目、気持ち好い、気持ち好いですぅっ! ああ、もう、分かんなくなっちゃう! 分かんなくなっちゃう! あああああっ! じ、自分が、消えちゃうぅぅっ!」
そして、がくっがくっがくっ、と連続して撥ねて、そのまま水野さんは動かなくなった。腹の筋肉だけが別の生き物のように、ぴくっぴくっ、と、いつまでも痙攣し続けていた。
「うおおおっ!」
道田は、勢い良くペニスを引き抜くと、装着していたコンドームを引き剥がし、水野の体の上にスペルマを撒き散らした。蝋涙で真っ赤に染められた水野の体の上に、道田の白い精液が降り注いでいく。
「やったな」
道田と耕平は、難しい仕事をやり終えた充実感を感じながら、失神状態にある水野を見下ろしていた。
水野の横で、恭子もぐったりと横たわっている。あまりに激しい水野の官能が伝染してしまった恭子は、まったく愛撫を受けていないにも拘わらず、水野と一緒に深いオルガスムスに達してしまっていたのだった。
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