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 耕平は、優奈ちゃんの両手を天井に吊るした。ある程度長い時間持つように、両足がしっかり床に着いている範囲で縄を絞り上げる。優奈ちゃんの背筋が、縄に引っ張られてぴんと伸びた。
「いきなり本格的な吊りはやはり辛いから、これは比較的楽な奴ね。どう? どんな感じ?」
「い、いやらしい」
 半ば放心したような顔で呻くように呟く優奈ちゃんに、耕平は北叟笑んだ。女の子がいやらしいと口にする時は、自分の気分がいやらしい感じになっている時なのだ。
「いやらしいでしょ? もう、優奈ちゃんの体、恥ずかしいところも全部丸見えになってるよ」
「い、いやあん」
「でも、手首括られてるから、隠せないよね。手首だけしか縛ってなくても、すごくいやらしいでしょ」
「いやらしい。すごくいやらしい」
「さて、優奈ちゃんのどこが一番敏感なのか、探してみようかな」
 そして耕平は、さっきの縛りの時から勃ったままの優奈ちゃんの乳首を指先で捏ねた。ああっ、と切羽詰まった悲鳴を上げて、優奈ちゃんの体が反り返る。
 優奈ちゃんの腰骨の辺りから始まって下から上へ、指を這わせる。優奈ちゃんの体がぞくぞくっと震える。
「うわあ、こんなところまで丸出しだ。女の子の腋の下をゆっくり見る機会って、意外に無いんだよね」
「い、いやあっ!」
 指先で腋の下を押されて、優奈ちゃんは身悶えして嫌がった。それでいて、優奈ちゃんの目はますますとろんとしてくる。今まで、耕平の前では一度も見せたことの無い、色っぽい顔をする。
「さて、もう一つ」
 耕平は、優奈ちゃんの片膝に縄を掛けた。それを鈎に引っ掛けると、思い切り引いた。
「ああっ!」
 優奈ちゃんの脚が高々と吊られる。片脚吊りにされた優奈ちゃんの、恥ずかしい場所が丸出しになる。
「い、いやあっ! 見ちゃ、駄目ぇ!」
「すごいなあ。優奈ちゃん、ほら、こんなところが丸見えだよ」
「やめてぇ! 駄目ぇ!」
 脚の間が一番よく見える場所を下から眺めている耕平に、優奈ちゃんは頻りに腰を動かし、なんとか逃げようとする。もちろん、どう足掻こうと逃げようが無い。
「いいなあ。顔がきれいな子は、こんなところもきれいなんだなあ。優奈ちゃんのお○んこ、もっと見ていたいなあ」
 言葉責めで責めながら、耕平は少し長めに優奈ちゃんのそこを覗いていた。優奈ちゃんの、次の責めを期待する心を、煽るためである。
 果たして、優奈ちゃんのあそこから、うっすらと湿り気が滲み出してきた。
「あれ? 優奈ちゃん、もう濡れてきたの? まだそんなに触ってないのに」
「は、恥ずかしい」
「恥ずかしいよね。これじゃまるで、縛られて、恥ずかしい格好をさせられただけで濡れちゃったみたいだもんね」
「お、お願い、言わないでぇ。あっ! あああっ!」
 耕平の手の平が、優奈ちゃんのあそこに宛がわれる。あそこの表面を、円を描くように圧迫して、刺激する。待ち望んでいた刺激に、優奈ちゃんは身震いして悶える。
 だが、耕平の愛撫はすぐに終わってしまう。
「じゃ、降ろすね」
 優奈ちゃんは、えっ、と驚いた顔になる。耕平は少しも気にせず、吊られていた優奈ちゃんの脚を降ろし始める。
「これが、最後の縛りね」
「まだ縛るの?」
 口では嫌そうに言いながら、目は全く逆のことを言っている。もっとしっかり責めて欲しかった、もっと乱れさせて欲しかった。そんな物足りない思いが、優奈ちゃんの視線に溢れている。もし最後の責めもこんな形だけのもので終わってしまったとしたら、優奈ちゃんは二度と耕平と口を利いてくれないかもしれない。
 今回の耕平の責めは、まるで釣りの合わせのようだった。引いては緩める。緩めては引く。そうやって、釣り針をどんどん、魚の喉の奥深くに呑み込ませていく。
 優奈ちゃんも、耕平が責めの手を緩めるたびに、被虐の釣り針を心の奥底深くに呑み込んでいくのだった。

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