ワンズ・ファクトリー 『女優−拘束マニア』湯川えり
拘束面接 C
「で、今回のテーマの拘束で言うと、本当はここにこう垂らしたりするんだけどね」
「あ、はい」
「ま、こう、ここに、よいしょ。こうされちゃうと」
言いながら監督は、余った縄尻を椅子の肘掛けのところに括り付けた。えりはその様子をじっと見ている。
「ああ、もう駄目ですね、もう」
「もう逃げられないでしょ? 痛かったら言って」
「あ、はい。これくらいは大丈夫です」
「大丈夫? あ、本当」
椅子に縄尻を括り付けられたことで、えりの被虐心が高まってきたのだろう。えりはますます協力的だった。監督はさらに、次の段階に進んでいこうとする。
「でもほら、実際の撮影の時とかはさ、例えば、ええっと、ちょっとごめんね」
「はい」
なんだかモゴモゴと話し続けながら、監督はえりのしゃつを上に捲り上げていく。えりのお腹が曝け出されてくる。
えりの表情が、強ばる。
アダルト女優だから、肌を見られるのは慣れている。だが、自らの意思で服を脱いでいくのと、緊縛で両手の動きを封じられて、抵抗できない状態で服を脱がされていくのは全然違う。
えりの表情を強ばらせているのは、その被虐感だった。
「ま、大丈夫だよ。ほら、面接だから。体も見とかなくちゃいけないから」
「うん。縛りも入れつつね、拘束も、ま、軽く……、よいしょっ!」
「あっ、凄い。動けないですね、これ」
「ええ?」
「いや、本当に胸大きいね」
「はあ、まあ、一応」
「いや、すごい。これは大したもんだ」
「あ、そうですか?」
「うん。自慢できる、自慢できる」
「じゃあ、凄いだろ」
「はははっ」
えりのおどけた言葉に、監督は思わず笑ってしまう。だが、冗談を言った当の本人の顔には、やはり強ばりが残っていた。
シャツは、上の胸縄の位置までたくし上げられる。えりのブラジャーが丸見えになってしまう。えりは、不安そうな顔で監督を見詰める。
「こんな風にすると、やっぱり恥ずかしいから、ちょっと逃げたくなってくるでしょ?」
「はい。もうかなり逃げたい感じです」
「あ、本当? ふっ、ふっ、ふっ、ふっ」
「ふふふふっ」
おどけてわざとニヒルな笑いをしてみせる監督に、えりも思わず笑ってしまう。だが、表情の硬さは抜けていない。
「それで」
監督の手が、えりのブラジャーに掛かる。
「ええっ! おっぱい出しちゃうんですか?」
「いや、ほら、こう、逃げたくなるよっていうのを、ほら、見ときたいでしょ?」
「ああ、はい」
えりのブラジャーの片方だけが押し下げられる。えりの豊満な乳房が、まるで外国の女性のように乳輪の大きい乳首が、外に曝け出される。
「どうかな?」
えりの表情に、被虐を楽しむマゾの影が滲む。
「ああ、すごぉい。かなり逃げたいです」
「でも逃げられないでしょ?」
「逃げらんない」
「で、逃げようとすればするほど、ぎゅっと締まってくるでしょ?」
「ああ、本当だ」
監督の手が、剥き出しになった乳房に伸びてくる。人差し指の先だけを使って、えりの乳首を刺激する。
「あ、やだやだ」
だが、口で言うほどいやそうではない。
「乳首、勃ってるじゃない」
監督の指摘に、えりは恥ずかしそうに顔を伏せた。
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