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ワンズ・ファクトリー 『女優−拘束マニア』湯川えり

 拘束面接 F




 監督はさらに、えりの左脚に縄を這わせていく。
「試しておかないと、やはり怖いでしょ? 撮影の時に」
「怖い、ですけど……」
 それを言うなら今だって怖い。
 次に監督が何をするか、えりには分かっていた。左脚にも右脚と同じように縄を巻き付け、そして両脚を左右に開かせた状態で固定するつもりなんだ。
 その瞬間のことを考えると、恥ずかしくて恥ずかしくて、とても今の会話に気持ちを集中することなどできなかった。
「ね? ああ、こんなものなのかと言うのが分かっていると、やっぱり楽でしょ?」
「うん」
「だから、こう」
 えりが予測していた通り、左脚を縛り終えた監督は、余り縄をぐっと引いた。えりの両脚が開いて、一番恥ずかしい場所が外気に晒される。
「ううぅっ! やですっ!」
「うん? なに?」
「……ちょっと……」
 恥ずかしい。いや、ものすごく恥ずかしい。こうされると予め分かっていても、いや、こうされると予め分かっていたからこそ、両脚を開かされた瞬間、えりの頭の中は激しい羞恥心で真っ白になってしまった。
「ああ、嘘う」
「うって、なる?」
「……これは、……ちょっと……」
「ああ、いい目しているなあ」
「ああ、そんなぁ……」
 実際、監督のことを見つめるえりの目は、許しを乞う牝奴隷のようだった。不安げで、監督の許しをひたすら乞う目。それでいてその瞳の奥には欲情の火が点り始めている。
 監督は、余り縄を椅子の肘掛けに結んで固定した。
「こうやって、縛っちゃうと」
「どうしようも、無いですよね」
「無いでしょ? うん」
 えりの左脚を固定していく作業を、えりはじっと見つめている。
「恥ずかしかったら、なんか、隠すとかそういうことが、縛られる前まではできたじゃないですか」
「うん、うん、うん、うん」
「それができないですよね、今は」
 監督の手の動きを見つめながらそう説明するえりに、監督はますますえりのマゾ性の開花を確信した。
 自分が拘束されている状態、責められている状態を口にするのはマゾ女の特性のようなものである。そうやって彼女たちは、今の自分の惨めな姿を確認し、反芻して楽しんでいるのだ。
 今のえりは明らかにそういう状態に陥り始めている。もう、私は動けないのだ、逃げられないのだ、どうしようもないのだということを、無意識に楽しみ始めている証拠だった。
「よいしょっと。いや、面接で縛るとは思わなかったから」
 監督とくいのおとぼけに、えりはまたくすっ、と笑ってしまう。
「縛られるとは思わなかった」
「思わなかった?」
 だがすぐに目を伏せて、とろんとした表情で俯いてしまう。まるで、今の自分の状態に陶酔しているように。
 縄を固定し終えた監督は、自分の作品を確かめるように少し離れて、M字開脚で陰部を丸出しの状態で固定されているえりの姿を、正面から眺めている。
「いや、別に面接だから、濡らさなくていいからね」
「あはは、はい」
 えりはまた笑わされてしまう。こんないやらしい格好をさせて、ピンク・ローターまで使ってきて、いまさら濡らさなくていいも無いものだ。
 案の定、監督は、えりの股間に手を伸ばしてくる。膣の中に指を入れられて、えりの体に力みが入る。
「いやあ。……いやだ」
「濡れてるね」
「嘘お。嘘お」
「すごく濡れてるね」
「嘘お。マジですか? マジですか?」
「なんでこんなに濡れてるのかな?」
 相変わらず身を縮めたままで、えりは小さく頭を横に振る。そして蚊の鳴くようなか細い声でこう呟く。
「分からない。恥ずかしい」
「恥ずかしい? ちょっと待ってね。よいしょ」
 監督がまた、ピンク・ローターを手に取る。えりの顔が、ああ、お願いもう許してという表情になる。がら空きの股間にそれを当てられると思ったからだ。
 ピンク・ローターのスイッチが入る。いやらしい振動音がまた、響き始める。
「縛られた状態だと、感じるかどうかってのを見といた方がいいでしょ?」
「いや、もう、分かんなかったですか? さっき」 
「いや、さっきは片脚だったから。両脚だとまた、反応が変わるかも知れないじゃん」
「ううううっ!」
 監督はローターを、えりのクリトリスに押し当てる。えりは顔を横に背けて、一番敏感なポイントからの刺激に耐えようとする。
 ローターは、触れるか触れないかの感触でクリトリスに当たったまま、動かない。えりの両脚を微妙に悶え動かすが、縄で固定されているためにほんの少ししか動かせない。
「うっ! うっ! ううんっ! いやっ!」
「ほう、凄い。凄く反応するね」
「あっ! あっ!」
 えりの動きがだんだん大きくなる。上半身が、ピクッ、ピクッ、と痙攣する。剥き出しにされた乳房がぷるんと震える。
「うんっ! うん、うん、うん、うんっ! やあっ! ふ、ふうっ!」
 体を動かせないゆりは、頭を仰け反られたり、俯いたりする。両脚に力みが入って、突っ張ろうとする両脚の肉に縄が食い込んでくる。
 それでも監督は、ローターを当て続ける。
「い、いやあっ! う、うううんっ!」
 えりは次第に忘我の状態に入っていく。絶頂の瞬間が近付いてきていた。えりは全身を震わせながら、全てを諦めたように項垂うなだれた。

 ビデオはもう少し続きますが、このシリーズはここまでにします。次回から、別のシリーズに移ります。

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