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ホットエンターティメント
『オープンカーでスカートの切れ目から電動マッサージ器を突っ込んでイタズラするのが最高』
宝生瑠璃 A




 瑠璃は俯せに寝させられ、肩胛骨の上辺りを電マでマッサージされている。ジーンズのホットパンツを脱がされ、下半身はすっぽんぽんである。
「じゃ、上向いてみて」
 監督に言われて、瑠璃は体を起こす。
「後でそれ、貸して」
 気持ちが良かった、肩凝りが楽になったという口調で、瑠璃は監督にそう言った。
 もちろん、AV撮影の中での電マの使い方を、瑠璃も知らない訳ではない。だが、セクハラ紛いの監督の悪戯に、瑠璃はあくまでも反抗するつもりのようだった。
「うん? ああ、良いよ」
 体を起こした瑠璃の股間に、監督は電マを突っ込む。瑠璃のお尻の穴がキュッ、と締まる。
「ああああっ、もう、何してるの?」
「いや、バイブだからね」
 言いながら、監督の手が閉じかけた瑠璃の脚を押しとどめる。指先でクリトリスを露出させると、クリと膣口の両方に当たる位置に、電マを持っていく。
 瑠璃の顔が、切なそうな表情に変わる。
「ほら、気持ち好い」
「……あん」
 監督の手が、ゆっくりと電マを縦に動かす。電マの振動が、クリを揺らしたり膣口を揺らしたりする。瑠璃の体が、ぴくっ、ぴくっ、と痙攣し始める。
「あん」
「こうやって家でやってるんじゃない? うん?」
「あん」
 監督の問いに瑠璃は答えない。だが、さっきまでの反抗的な態度は弱まってきていた。
 力の入らない手で、瑠璃は電マを横に押しのけようとする。だが、監督は手を緩めない。
「駄目だよ、邪魔しちゃ」
「もうやめてよ。しつこいよ」
「ずっと当てられてると、いきたくなってくるでしょ?」
「まだ撮影じゃないんでしょ? なんでここまでやるんだよ」
「うん? テスト撮影」
「テスト撮影でなんでいかなきゃいけないの。疲れるじゃんよ」
 瑠璃は身を起こして監督の電マから逃れようとする。監督は上半身を瑠璃の腰の上に乗せて、瑠璃の動きを封じる。そしてさらに強く、電マを押し当ててくる。
「あははははっ!」
 くすぐったそうに大声を上げる瑠璃だったが、その笑い声は明らかに誤魔化しだった。声を上げずにはいられなくなってきたことを、必死で隠そうとしているのだ。
「はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、はっ、ああっ!」
 とうとう堪らず声を洩らしてしまった瑠璃は、必死に最後の抵抗を試みる。
「あいててててっ」
 そう叫ぶことで、なんとか監督の責めを中断させようとする。さすがに監督も、電マのスイッチを切って様子をみる。
「ははは、腰が痛いよ」
「腰が痛いの? ごめん、ごめん」
 だが、そう言って謝りながら、これはまだ大丈夫だと判断したのだろう。いったん止めた電マのスイッチを再び入れる。瑠璃の口が、小さくあっ、と呟く。
「……あああっ、……あああっ、……ちょっと」
 瑠璃の片脚がもじもじと動き始める。もう、笑い声で誤魔化すことも、生意気な口調で抵抗することも、できなくなってきている。
「あああっ! ……ちょっと」
 両脚に力が入ってくる。足先が、バレリーナのようにぴんと伸びてくる。
「どうしたの? うん?」
「あああっ!」
「いきたい? いきたい時はいくっ、て言わないと駄目だよ。彼氏に言うみたいにね」
「ううん! ううん! ちょ、ちょぉっとぉ、ああああっ! ああああっ!」
 瑠璃は恥ずかしそうに顔を背ける。背けた頭が、一瞬後ろに大きく反り返る。
「い、いく、いやっ! ああああっ!」
 そして全身の力が抜け落ちていく。瑠璃は恥ずかしそうに、自分の下半身を押さえ付けている監督の背中に頭をもたせ掛ける。
「なんか、びくびくしてるよ」
 瑠璃は顔を背けたまま、言葉で瑠璃を嬲ってくる監督の背中をぴしゃんと叩いた。
 だが、その叩き方には、さっきまではまるで感じられなかった好意的なニュアンスが込められていた。
「ふふふふふふ」
「いった?」
「いった。ふふふふ」
 電マのスイッチを切りながら、監督は瑠璃の腰の上から身を起こす。瑠璃も、恥ずかしそうに背けていた顔を監督の方に向ける。
「いやらしいねえ。テスト撮影でいっちゃうなんて」
「そんなもの使うから」
「テスト撮影でいっちゃうんだね」
「はは、いかしたの誰ですか」
「いやらしいぃ」
「いやらしいって……」 
「テスト撮影でいく女なんて初めてだよ」
「ふふ」
「ねえ」
「やらしいとか変態とか、褒め言葉にしか聞こえないから。けなされてないよ」
 ねちねちと言葉で責めてくる監督に、さすがにちょっとムッ、としたように、瑠璃は言葉を言い返した。
 瑠璃は気が付いていない。監督の言葉の中に、変態なんて言葉は含まれていなかったことを。瑠璃は自分で墓穴を掘ってしまったのである。
 いや、もしかすると瑠璃はさり気なく、自分の性癖を告白しようとしたのかもしれない。
 実際、そう反論しながら、瑠璃はもう監督の顔をまともに見ることができずにいた。
 さっきからの監督の悪戯に、明らかに瑠璃は昂奮させられていた。それが微妙に、瑠璃の態度を変化させていた。

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